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プロフィール
機械翻訳を代表するIT技術が翻訳のあり方を変えつつあります。そのような拡張された時代において見えてくる言葉の本質を探求しています。「あそび」としての学問を目指しつつ、謙虚に生きていきたいです。
専攻・専門・興味のあること
翻訳テクノロジー論
翻訳テクノロジー論をメインに研究しています。
もともと、ゲーム機やコンピューターなどの電子機器やインターネットが好きだったこともあって、翻訳研究の中でもテクノロジーに詳しい教授のもとで学ぶことを決めました。
情報の形式がマルチモーダル化してゆく中で、翻訳者やユーザーにとって便利なシステムを探究したい!という気持ちからスタートしましたが、現在では機械翻訳にも興味が湧きつつあります。機械翻訳が持つ可能性と限界を探ることで、言語の本質が垣間見れるような気がしています。その一環として、プリエディットとポストエディットに関する研究をテクノロジー論と翻訳教育の両方の観点から行なっています。広く浅く、時には深く学び、自分のしたいことを軸に勉学に励んでいます。
字幕翻訳論
文字数制限や映像との整合性など、字幕にはいくつかの制約があります。視聴者は字幕だけでなく、映像や音声に触れるため、字幕を読むという作業の負荷を最小限にすることが目標に設定されているからです。実際に、字幕翻訳者は訳出する情報を簡略化したり、時には省略したりすることで、負担の少ない字幕を目指します。僕は実際に字幕翻訳をするのも好きですし、これを研究の対象にもしています。
「平岡 ゆうすけ」が書いた記事一覧
ワカテ翻訳
パラダイムにゆれる翻訳のありかた―翻訳学の流れを概観 教養としての翻訳通訳を学ぶ―翻訳通訳リテラシー 「訳す」ってどういうこと? “resolutionary”をどう訳す?―産業翻訳の概要 通訳者はいつ生まれたのか? なぜ「訳」が悪者になったのか―TILT・翻訳教育論 “Friday 13th”は「13日の金曜日」で良いのか?―形式的と動的 等価は言葉の価値を築きなおすこと―翻訳等価論その他
- 2019年度JTF関西セミナー『翻訳をアップデートせよ~AI時代の翻訳力を理論と実践で考える~』プリエディットの可能性を模索する(アジア太平洋機械翻訳協会 AAMTジャーナル)
- 2019年度第1回JTF関西セミナー報告 翻訳をアップデートせよ ~AI時代の翻訳力を理論と実践で考える~ (一般社団法人日本翻訳連盟 JTFジャーナルWeb版)
- 第3回 翻訳通訳学メディア『ワカテ翻訳』とは (一般社団法人日本翻訳連盟 日本翻訳ジャーナル No.300)
対外発表一覧
口頭発表
ポスター発表
- Masaru Yamada and Yusuke Hiraoka. Pre-editing plus neural machine translation for subtitling of TED Talks: an investigation into pre-editing quality. In Proceedings of the 9th Congress of the European Society for Translation Studies (EST Congress), p.237, 2019.9. [pdf]
- Yusuke Hiraoka and Masaru Yamada. Pre-editing Plus Neural Machine Translation for Subtitling: Effective Pre-editing Rules for Subtitling of TED Talk. In Proceedings of the 17th Machine Translation Summit (MT Summit), pp. 64-72, 2019.8. [pdf]
学位論文
- Yusuke Hiraoka. Pre-editing plus Neural Machine Translation in Subtitling: The Case of Translating Japanese Online Content into English. 2020.3.
- 平岡裕資. ポストエディット作業で映画字幕は翻訳できるのか〜ニューラル機械翻訳を用いたモノリンガルポストエディットの実験結果〜. 2018.1.
その他の査読なしの発表
- 平岡裕資, 山田優. 機械翻訳を使った日英字幕翻訳のプリエディット. テクニカルコミュニケーションシンポジウム2019(TCシンポジウム). 2019.10.
- 平岡裕資. 機械翻訳(MT)に字幕翻訳はできるのか. 関西大学大学院 2018年度院生合同学術研究大会. 2018.12. [slides]
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